何回、見積書を出し直したことでしょう。極力お金をかけたくないオーナーさんから、アパートの壁紙の塗り替えを依頼されました。かなり根負けしてしまった感はありますが、何とか落ち着き、施工に至りました。
5歳のお姉ちゃんと4歳の弟がいるご家庭での壁紙の「塗り替え」(クロスメイク)でした。最初は、天井と壁の境目のカビが気になるというご相談でしたが、次第に部屋にカラーを取り入れるのが、楽しくなってきたようです。壁紙の「張り替え」は、お子さんたちがもう少し大きくなってからのお楽しみ。
5歳のお姉ちゃんと4歳の弟がいるご家庭から、見積もり依頼がありました。天井と壁の境目のカビが気になるということでした。子ども達がまだ小さいので、大きくなったら、お金をかけて壁紙を張り替えたいということでした。。予算も限られていて、すべてを塗り替えるのは難しく、部分的にカラーを取り入れるアクセントカラーを提案しました。リビング、子ども部屋2つ、和室の計4か所です。すべて同じ色にして、統一感を持たせることになりました。
施工当日は、子ども達と仲良くなれるよう、大きなウサギの絵がついたTシャツを着ていきました。私の予想した通り、「そのうさぎさんかわいい!」と言って、お姉ちゃんが近寄ってきました。お母さんには、万が一お子さんたちが塗料を触ってしまった場合のことも考えて、「施工当日は、汚れてもいい服を着せてあげてくださいね。」と伝えてあります。「ここからは、近寄ってはだめですよ!」と言っても、お子さんたちは興味津々で、近寄ってきてしまいます。ずっと、お子さんたちの動きを目で追いながら施工するのは、正直疲れました。途中で、何度も「一緒に遊ぼ~。」と誘いに来ました。私は、「仕事が終わったらね。」と約束しました。
当初の予定では、トイレは施工対象に入っていなかったのですが、ここだけカラーがないのはバランスが悪いということになり、当日、サービス施工を行いました。そして、約束通り、お子さんたちと30分くらい、一緒に遊びました。
私が帰ろうとすると、「帰らんとって~。」「もっと遊ぼう~。」「また明日も来てね!」という姉弟。それを聞いて、お母さんも私も苦笑いをしました。
大阪府大阪市(2016年5月)