ご両親が他界され
築30年の家のダイニングキッチンと応接間の壁紙をキレイにしたいという問い合わせをいただきました。壁紙に塗料を塗ったサンプルを速達で送り、色を確認していただきながら、進めました。これまでお母様が使用してこられた部屋ですが、昨年他界され、壁紙の「塗り替え」に興味を持たれたようです。

工事は私が死んでから

ダイニングキッチンと応接間の壁紙をキレイにしたいという問い合わせをいただきました。1階にご両親、2階に娘さん夫婦が住んでおられる2世帯住宅でした。お父様が先に亡くなられ、昨年11月にお母様が亡くなられ、娘さん夫妻が広い家で二人で暮らすことになりました。築30年のお家で壁紙が汚れてきていたので、娘さん夫妻はリフォームを行いたかったのですが、お母様が「工事期間中不便だったり、うるさいのは嫌なので、私が死んでからにしてちょうだい。」と仰ったそうです。
色見本(壁紙に塗料を塗ったサンプル)を速達で郵送するなど、「思っていたのとは違った。」というトラブルがないよう注意を払いました。メールでいろいろと質問をいただき、何度かやり取りを行いました。壁紙の「塗り替え」というのは初めてなので、なかなかイメージがわかなかったそうです。
経年劣化や傷などがひどかったですが、高級そうな壁紙が張られていて、塗っていて蘇るのがとても楽しかったです。ご夫妻とも、いろいろ会話が弾みました。定期的に台湾へ旅行に行っておられるそうで、台湾土産のヌガーも、コーヒーと一緒にいただきました。

 

大阪府八尾市(2024年1月)

 

<施工前>

 

<施工後>